03年4月に現役引退した大物レジェンドとなる“ストーン・コールド”スティーブ・オースチン(57)が19年ぶり試合復帰なるか。ロウ大会エンディングでケビン・オーエンズから「KOショー」への出演をオファーされ、動画を通じて受諾する姿勢を示した。

3WAY形式ロウ・タッグ王座戦にセス“フリーキン”ロリンズと組んで敗れてしまったオーエンズはレッスルマニア38大会(4月2、3日、米ダラス)への出場を狙い「オレのレッスルマニアの試合はなくなったが、史上最大のKOショーをやってやる!」と自らMCを務めるコーナーの開催をぶち上げると「ゲストは開催地テキサス出身になる。今頃ビールを飲んでいるだろう。俺が呼び出しているのは“ストーン・コールド”スティーブ・オースチンだ」と大物レジェンドを指名してきた。

03年のレッスルマニア19大会でザ・ロックとの3度目対決後から試合していないオースチン。古傷のひざ負傷の心配もあるが「KOショーと呼ぼうが、試合、ファイトと呼ぼうが何でもいい。俺がキャリアをスタートしたテキサス州ダラスのレッスルマニアで“ストーン・コールド”スティーブ・オースチンがオーエンズに最後の一撃を食らわせてやる」と得意技のスタナーで葬るとし、KOショー出演を受諾した。

また「19年前、WWEリングで最後の試合に臨んだ。1、2、3と数えられ、試合に負けた。この19年間、自分の時間が終わり、その敗北とともに暮らさなければならなかった。オーエンズ、ありがとう。19年間、埋葬されていた何かを目覚めさせてくれてありがとう」と感謝の言葉も加えていた。

オースチンはWWE前身のWWF世界ヘビー級王座獲得6回、WWF世界タッグ王座4回、ロイヤルランブル優勝3回を誇る超大物で、09年にはWWE殿堂入りも果たしている。