プロボクシング元世界5階級制覇王者フロイド・メイウェザー(45)が中東で引退表明後、3戦目となるエキシビションマッチに臨んだ。元スパーリングパートナーのドン・ムーア(42)とエキシビション8回戦で拳を交え、リズムの良い左ジャブからの強烈な右ストレートなどで攻め込んで終始、試合を支配した。

試合中も相当な余裕があったのか、6、7回のインターバルではリングガールのようにラウンドボードを掲げてリング内を歩いていた。判定なしのためムーアとともにレフェリーから手を挙げられたメイウェザーは試合後に「今年もう1度、UAEで試合をやるつもりだ。秘密だが、もう対戦相手がいるんだ」と強調。年内に4戦目のエキシビション戦計画があることを明かした。

メイウェザーは17年8月、米総合格闘技UFCの元2階級同時制覇王者コナー・マクレガーを10回TKOで下し、50勝無敗で3度目の現役引退を表明。18年大みそかにはRIZIN14大会で無敗の人気格闘家・那須川天心とのエキシビション戦で1回TKO勝ち(非公式戦績)を収めた。さらに21年6月には米フロリダ州で人気ユーチューバーのローガン・ポールと対戦し、全米で話題となっていた。