プロレスラー、政治家として活躍した「燃える闘魂」アントニオ猪木さん(本名・猪木寛至)の告別式が14日午前、都内の斎場でしめやかに営まれた。1日に79歳で永眠したことを受け、親族や関係者358人が参列した。前日13日の通夜の参列者は333人だった。

喪主を務めた猪木さんの実弟、啓介さんの焼香案内の後、参列者が焼香。その後は、お花によるお別れ会が行われた。猪木さんの象徴だった真っ赤な花が、棺いっぱいに手向けられた。

午前11時半。出棺の際には、斎場の玄関前に並んだレスラーやOBらは猪木さんの赤い「闘魂タオル」を首に巻き、テーマ曲「炎のファイター」に手拍子を合わせ、猪木コールも起こった。IGFや新日本プロレスでリングアナウンサーを務めた田中ケロ氏の「永遠なれ、闘魂! アントニオ猪木ー!」のアナウンスで乗棺した。遺影は、米国在住の猪木さんの娘、寛子さんが携えた。

火葬炉に入る前にあいさつと1回限りの焼香を行い、最後のお別れとなった。

 

◆主な参列者

棚橋弘至、オカダ・カズチカ、中邑真輔、永田裕志、天山広吉、坂口征二、藤波辰爾、小川直也、藤田和之、藤原喜明、武藤敬司、佐々木健介、高田延彦、蝶野正洋、沢田淳士、川畑要、古舘伊知郎、江本孟紀、亀田興毅、北の富士勝昭、玉木雄一郎、鈴木宗男(順不同、敬称略)