プロボクシングIBF世界同級5位重岡銀次朗(23=ワタナベ)が23年1月6日、エディオンアリーナ大阪で同級王者ダニエル・バラダレス(28=メキシコ)に挑戦することが11日、発表された。

同門の先輩となるWBO世界ミニマム級王者谷口将隆(28=ワタナベ)が同級2位メルビン・ジェルサエム(28=フィリピン)と臨む2度目防衛戦とのダブル世界戦となる。

これまでWBOアジア・パシフィック同級王座、日本同級王座を獲得してきた重岡はプロ9戦目で巡ってきた世界初挑戦。同日に都内で記者会見に臨み「(世界戦決定は)タイミング的にめちゃくちゃ良い。8戦やって力をつけたてランキングも上げてきたので。今、めっちゃ闘争心がわいてきました。ワクワクしています」と気持ちを高揚させた。

ビデオメッセージで登場した世界王座13度防衛の日本記録を持つ元WBA世界ライトフライ級王者具志堅用高氏(67)から「ミニマム級の歴代のボクサーみてもパワーはナンバーワンだと思う。重岡くんは世界王者になります。ミニマム級でずっとやれば15回は防衛できる。具志堅用高の記録を、俺が生きているうちに塗り替えることができる」と熱いメッセージを送られた。

幼少時代から具志堅氏の防衛記録更新を目標に掲げてきたという重岡は「いろいろな記録を塗り替えたい。まず目の前の目標を、世界戦が決まったので100%勝ちます。具志堅さんから15回(防衛)行けるよという許可をいただいた。15回というのは先すぎて分からないですが、20回ぐらい目指したい。ガチで目指します。胸を張って狙えると思う」と自信の笑みを浮かべていた。