プロボクシング元6階級制覇王者マニー・パッキャオ氏(43=フィリピン)がボクシングに準じた立ち技ルールでリング復帰した。

韓国のユーチューバー兼武術家DK Yoo(43)とエキシビションマッチで対戦。最終6回で左アッパーでダウンを奪って試合を優位に進めた。パッキャオ氏が勝者としてコールされたが、エキシビションのため公式戦とはカウントされずに両者の手が挙がった。同氏にとって21年8月、ヨルデニス・ウガス(キューバ)に判定負けを喫し、現役引退して以来約1年4カ月のリングとなった。

現役時代のライバルとなる50戦無敗の元世界5階級制覇王者フロイド・メイウェザー(45=米国)は現役引退後、18年大みそかの那須川天心との対決を皮切りに計5試合のエキシビション戦を展開している。

今度はエキシビションで、15年5月以来となるメイウェザーとの再戦の可能性があるのかを問われたパッキャオ氏は「何もおもいつかない。彼は常に決断を変える」と慎重な姿勢だった。