試合10日前に電撃参戦が決まった元K-1ファイターの総合格闘家平本蓮(24=剛毅会)が、試合直前に発表された対戦相手「X」ことムエタイ元世界王者の梅野源治と拳を交えた一戦は勝敗なしだった。終了間際に左フックが決まったかと思われたが、時間切れだった。

試合は平本自身初挑戦となるボクシングに準じるスタンディングバウトで行われた。テーマは「来年は総合に絞れるようにケガをしないようにやりたい」と控えめだったが、2年ぶりの大みそか大会で飛躍のシーズンを締めくくった。キックボクサーの時と比べても「純粋に総合やっていて足腰が強くなっていて以前とは比べ物にならない」と自信たっぷりった。

平本は、20年大みそかの萩原京平戦でデビュー。今年3月に連敗を喫して涙を流したが、7月に初勝利。11月には元DEEP王者の弥益ドミネーター聡志を破るなど、今年は急成長を遂げた。

足のケガの影響もあって当初は大みそか大会への出場予定はなかったものの、マッチメークが難航する中で最後のピースとして白羽の矢が立てられた。榊原CEOからは「今年はこの男によってRIZINは彩られた。主役です」と大きな期待をかけられていた。

【RIZIN】平本の相手は梅野源治 扇久保博正VS堀口恭司などベラトールと対抗戦/ライブ速報中