新日本プロレス創立50周年イヤーの大トリで、オカダ・カズチカ(35)が頂点に返り咲く。4日開催の東京ドーム大会で、IWGP世界ヘビー級王者ジェイ・ホワイト(30)に挑戦する。

昨年6月にベルトを奪われ、ここまで1勝4敗と苦杯をなめてきた相手。22年には史上4人目のG1連覇を達成したオカダは、天敵撃破を宣言。完全王者として今年のプロレス界をけん引する。

◆オカダの対ホワイト これまでのシングル対戦成績は1勝4敗で、大きく負け越していた。初対戦はホワイトがケイオス時代の18年7月のG1公式戦。セコンドの介入なども許して黒星を喫した。続く、19年1月の東京ドーム大会で連敗。同年4月のIWGPヘビー級選手権試合(米・マディソンスクエアガーデン)で初勝利。20年9月のG1公式戦、22年6月のIWGP世界ヘビー級選手権試合と連敗を喫した。オカダが試合を決めようとしたところをホワイトが必殺技「ブレードランナー」で一発逆転する展開が続いていた。

◆オカダ・カズチカ 1987年(昭62)11月8日、愛知県安城市生まれ。中学卒業後に闘竜門に入門し04年8月、16歳の時にメキシコでデビュー。07年8月に新日本入り。12年にIWGPヘビー級王座を初戴冠。同年、初出場のG1クライマックスで史上最年少優勝。21年秋に7年ぶり3度目のG1制覇。22年1月にIWGP世界ヘビー級王座を初戴冠。同年のG1で史上4人目の連覇達成。得意技はレインメーカー。191センチ、107キロ。妻は声優の三森すずこ。

◆ジェイ・ホワイト 1992年(平4)10月9日、ニュージーランド・オークランド生まれ。13年9月に英国でデビュー。14年12月に行われた入門テストに合格し、15年1月に新日本入り。18年1月にIWGP・USヘビー級、19年2月にIWGPヘビー級、同年9月にIWGPインターコンチネンタル、21年5月にNEVER無差別級王座を戴冠し、新日本史上初のシングル王座全獲得を達成。22年6月にオカダを下し、IWGP世界ヘビー級王者。得意技はブレードランナー。186センチ、100キロ。