プロレスリング・ノアの反骨集団「金剛」と新日本の人気ユニット「ロス・インゴベルナブレス・デ・ハポン(LIJ)」のシングル対抗戦が決定的となった。金剛が、新日本に殴り込みをかけた。

第6試合の「武藤敬司新日本ラストマッチ」を終えたLIJの内藤、SANADA、BUSHIが、バックステージでインタビューに応えている時だった。リーダー拳王を先頭に、中嶋勝彦、タダスケら金剛のメンバーが突如として姿を現した。

拳王が内藤に詰め寄ると、「新年のあいさつをしに来たぞ。金剛とLIJ。決着はついたか?」と挑発。昨年1月に横浜武道館で行われた新日本とノアの対抗戦では、金剛はLIJに10人タッグマッチで敗れていた。内藤が「ついたね。俺は3カウントを聞いたよ」と返すと、拳王は「決着はついてねえからな?」と不服を唱える。LIJの鷹木が「どうせならシングルかタッグで決着をつけようぜ」と提案すると、拳王は「金剛は6人だ。てめえらは何人だ? 1対1で決着つけてやる」と、返答。シングルでの再戦が決定的となった。

そして、拳王以外は無言で退場した。内藤は「去年も来てたよね? 暇なんだね。LIJは忙しいから、早目に日程を教えてくれよ」と、余裕をたたえていた。