米総合格闘技UFCが、4月から「U-NEXT」でライブ配信されることが決まった。U-NEXTと複数年の配信契約を結んだことが23日、発表された。同団体が主催する大会、企画プログラムなどが国内配信される。4月8日(日本時間9日)、米マイアミで開催されるUFC287大会から配信を開始。同大会ではUFCミドル級タイトル戦(王者アレックス・ペレイラ-挑戦者イスラエル・アデサニア戦)が組まれている。

これまでWOWOWがUFCナンバーシリーズ(年間12回)を中継してきたが、U-NEXTではナンバーシリーズに加え、UFCファイトナイト大会(年間30回)もすべてライブ配信。またジ・アルティメット・ファイターをはじめ、UFCカウントダウン、UFCコネクテッド、5月27日からシーズン2が開幕するROAD TO UFCなどオリジナル番組も順次、配信される。解説陣は宇野薫、水垣偉弥ら元UFCファイターが務める予定だ。

UFCシニアバイスプレジデント兼アジア太平洋地域統括責任者ケビン・チャン氏は「日本は総合格闘技の先駆的な国のひとつであり、豊富な才能と熱狂的なファン層を有しています。UFCは今年30周年を迎えますが、U-NEXTとの新たなパートナーシップは、この市場における私たちの長く輝かしい歴史において、エキサイティングな幕開けとなるでしょう」とコメントした。

既に米総合格闘技ベラトールも配信しているU-NEXTの堤天心社長は「UFCが30周年を迎える記念すべき年に、パートナーシップを築くことができ大変光栄です。人気・実力・選手層の厚さ、すべてにおいて世界最高峰を誇るUFCは、今後拡大していくU-NEXTのスポーツジャンルにおいて中核を担うコンテンツの1つとなるでしょう。今回の取り組みを契機に、長きにわたって応援してきたファンの方はもちろん、より多くの日本の視聴者に向けて、世界が熱狂するトップアスリート同士の試合をお届けしてまいります。UFCと一丸となって格闘技を盛り上げてまいりますので、ぜひご期待ください」とコメントした。