ブロック・レスナーが「逆襲の野獣」と化した。

6日のプレミアム・ライブイベント、バックラッシュ大会(プエルトリコ)で眉間からの流血の上に敗れたコーディ・ローデスを襲撃。新設の世界ヘビー級王座トーナメント1回戦の3WAY戦に出場中のローデスがザ・ミズをクロスローズ3連打からフォールに入ったところで襲った。

足を引っ張ってローデスをリングから引きずり下ろすと、そのままF5で場外にたたきつけた。さらにもう1度、解説席にもF5で落とし、不敵な笑み。観客からの大ブーイングにもおかまいなし。暴走状態のレスナーは「この顔を見ろ!」と眉間の裂傷部分を示しながら興奮気味に連呼した。さらにグロッギー気味のローデスをつかみ「今のひきょう者は誰だ!」と強調。27日、サウジアラビア・ジェッダで開催されるプレミアム・ライブイベント、ナイト・オブ・チャンピオンズでの再戦要求を付け加えて会場を立ち去った。

メディカルスタッフに付き添われ、トーレナー室で治療を受けたローデスも黙っていない。「これでレスナーが背後から襲ってきたのは2度目だ。もうレスナーが存在感を失いつつあることを俺がバックラッシュで証明した。レスナーの要求を受け入れる」。これでレスナーVSローデスの中東決戦が正式決定した。