全日本プロレスのライジングHAYATOが、その圧倒的なビジュアルで、大会の主役に躍り出る。8日、都内で新日本プロレス、全日本、プロレスリング・ノアの国内メジャー3団体による合同興行「ALL TOGETHER AGAIN 元気があれば何でもできる!」(9日、東京・両国国技館)の前日会見が開催された。HAYATOは、セミファイナルでHAYATA&マスター・ワトと組み、AMAKUSA&青柳亮生&高橋ヒロムとの一戦に臨む。出場選手がこの日、一堂に会した。

目元に濃いアイラインを引いたHAYATOは、その外見が既に独特の世界観だった。マイクを握ると、黄色い声援が鳴りやまない。同戦に出場する選手が椅子に座ったまま、しゃべり出す中、HAYATOはテーブルに腰かけ、ゆっくりと話し始めた。「ALL TOGETHER AGAINに参戦する選手で一番かっこいいのは俺だよ! 明日、試合でもそれを証明するから、みんなにおれに注目して。おれのこと、好きにになってもらうから」。ヴィジュアル系をほうふつとする、イケメンレスラーは、ファンをとりこにすると誓った。

そんなHAYATOは、1人の男性に熱視線を送っていた。気になる相手を問われると「ヒロムかな」と、IWGPジュニアヘビー級王者・高橋ヒロムを見つめた。その理由に「一番派手だし、一番うるさいから。派手なのは好きだけど、うるさいのは好きじゃないよ」と再び、テーブルに腰かけ、優雅に語った。これにヒロムは「俺からうるささを取ったら、何も残らねぇぞ!」と返したが、HAYATOの涼しい顔に黙るしかなかったようだ。

会見が終わると、ヒロムがHAYATOに距離を詰めた。のぞき込むように挑発したが、HAYATOは意に介さなかった。そして、2人はテーブル越しに見つめ合う? 謎の行動に…。HAYATOが、そのイケメンぶりで、当日はヒロムをのみ込む。