プロボクシングWBC、WBO世界スーパーバンタム級王者井上尚弥(30=大橋)-WBAスーパー、IBF世界同級王者マーロン・タパレス(31=フィリピン)の4団体王座統一戦の12月開催実現へ、両陣営が交渉を開始する。タパレスの母国フィリピンのデイリー・トリビューン紙によると、タパレス陣営が今週から米ラスベガスで井上陣営との交渉を始めると伝えた。タパレス陣営はMPプロモーションのショーン・ギボンズ氏が交渉窓口となり、米プロモート大手トップランク社で交渉が行われる予定となっている。7月25日、東京・有明アリーナで開催された井上-スティーブン・フルトン戦をリングサイドで視察したトップランク社のボブ・アラムCEO(91)も出席する可能性が高いと報じた。

ギボンズ氏は同紙に対し、具体的な日程は未定としたものの「日本で12月に行われるだろう」と語った。会場は5万5000人収容の東京ドームが候補の1つに挙がっていると報道。まだ両陣営の交渉は合意に至っていないものの、タパレス本人は井上戦に向けてトレーニングを開始しており、交渉合意を確信しているという。