ボクシング興行3150FIGHTを手がける亀田興毅ファウンダー(36)は21日、全国展開のひとつとなる名古屋初開催を発表した。挑戦的興行の「SURVIVAL」で11月11日に愛知県武道館で行う。

メインはWBOアジアパシフィック、東洋太平洋スーパーフェザー級王者力石政法(29=緑)が担う。対戦相手、試合方法は交渉中という。興毅氏は「地域でいえば南米の選手。このクラスで世界戦は難しい。実現できるようにランキングを上げていきたい」。力石は「名古屋で久々の試合。勝つのは当たり前だが、勝ち方が問題で逆にプレッシャーがかかる」と意気込みを語った。

水面下では今月末にIBF同級王者ジョセフ・コルディナ(31=英国)に敵地・英国で挑戦することが決まりかけていた。しかし、諸事情で消滅。力石は「この階級での世界戦は強いだけでなく、運もある。自分は相手が世界王者だろうがだれでも勝てると思っているんで、いつでも世界戦ができるよう変わらず準備するだけです」と言った。

その思いを受け止める興毅氏は「来年に世界挑戦。目標としては名古屋で実現できれば」と語った。