プリンセスタッグ王座奪取へ上福ゆきが闘志を燃やしている。10月9日八王子大会(たま未来メッセ)へ向けた最後の前哨戦。桐生真弥とのタッグ「東洋盟友」で、乃蒼ヒカリ&角田奈穂の「ふりーWiFi」と8人タッグで対戦。実力者山下実優、伊藤麻希を仲間につけ挑んだが、桐生が得意技のスパインバスターを乃蒼に見切られ、ブリザード・スープレックス・ホールドで3カウントとなった。
最後の前哨戦で直接フォールを取られたが、心は折れてなかった。これまでは「タイトルマッチの気持ちが湧いていなかった」と、桐生とのコンビで、単にタイトルを目指すだけだったが「最近、自分がベルトを取りにいかなきゃいけない理由ができた」と明かした。
その理由とは何だったのか…。実は「何億光年ぶり」に受けた「ほぼ受かるんじゃないかと言われてた」ファッションショーのオーディションに落選したことだった。デザイナーに「圧倒的プロモーション、圧倒的ウオーキング力、圧倒的オーラが足りない」と言われたという。「0・2秒で地獄に落ちたけど、そこから『フザけんじゃねえ』と思った」と声を荒らげた。
その後冷静に何が足りなかったかを考えた。その答は「ベルト」だった。「オーディション会場にベルト持っていったら、圧倒的パワーで俺(が一番)じゃん」とタッグ王座の必要性を訴えた。「私は反骨心で生きるタイプ。世間が真弥を雑魚と言っているのも悔しい。私を落としたデザイナーを後悔させたい」と怒りをあらわにした。強さの証のベルトを手にし、世間もデザイナーも見返す。