WBC、WBO世界スーパーバンタム級王者井上尚弥(30=大橋)が史上2人目となる2階級での4団体統一に成功した。

WBAスーパー、IBF世界同級王者マーロン・タパレス(31=フィリピン)と4本のベルトを懸けて拳を交えた。

4回にはダウンを奪取。10回には右ストレートでダウンを奪い、KO勝利した。

スーパーライト級、ウエルター級で4団体統一に成功したテレンス・クロフォード(米国)に続き、史上2人目の快挙となった。WBC、WBO王座の初防衛にも成功した。

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○…井上の歴史的な一戦を見届けようと、約1万5000枚のチケットは完売。試合前日には、所属ジムの大橋会長が「来場したお客さまは19時30分には着席してください」とプロモーターとして異例のお願いを口にしていた。その要望の通り、セミファイナルの時点で観客席はぎっしりと埋まった。スポーツ界からは、ゴルフ女子の原英莉花、DeNA三浦監督、ヤクルト村上、カブス鈴木、宮城野親方(元横綱白鵬)、大関霧島らが来場。芸能界からも布袋寅泰、今井美樹夫妻らが駆けつけた。

【ライブ詳細】井上尚弥が史上2人目の2階級4団体統一!右ストレートでタパレスを10回KO