WBC、WBO世界スーパーバンタム級王者井上尚弥(30=大橋)がWBAスーパー、IBF世界同級王者マーロン・タパレス(31=フィリピン)との4団体王座統一戦に臨み、KO勝ちした。世界最速2階級4団体統一&日本人史上初の世界ベルト2ケタ獲得を成し遂げた。
試合後会見の井上の一問一答は以下の通り。
-2階級4団体統一どんな気持ち
井上 達成感もあるしうれしいが、通過点と捉えていた一戦。このうれしさをかみしめながら過ごして、次戦に向けて頑張っていきたい。
-タパレスとの戦い
井上 ディフェンス面が優れていて、クリーンヒットを当てられなかったが、こうしてKOで勝てて良かった。
-10回のダウンのパンチに手応えは
井上 手応えはなかったが、これだけダメージが蓄積されていたんだと感じた。
-次の試合は
井上 自分としては決められた試合に全力で挑むだけ。これからどんな戦いが待っているか楽しみにしていたい。
-タパレスの予想と実際
井上 攻撃力は過大評価していたが、ディフェンスが思ったよりすごかった。以外とパンチが当てられなかった。
―引退時期を35歳から37歳にしたと聞いたが
井上 自分のパフォーマンス次第では少し延長してもいいですかと、会長と立ち話程度で。ただ年齢とともにパフォーマンスが落ちたら、35歳前でも(引退を)考えること。ボクシングというスポーツはダメージがたまるスポーツでもあるので。いい終わりが見えれば。今終わりの話をするのはどうかと。そういう話はやめましょう(笑い)
-判定決着は
井上 よぎりました。ここまで優勢に進めていたので、なんとしてでも倒したい気持ちがあった。無理をして行くのも、ボクシングはそんなに甘くないので、冷静に進めようかなと思った。
-頭を突き合わせて、ボディを打ち合うのあまり見たことなかった
井上 今までそういった試合をしていなかっただけで、練習でしていた。特にどうこうとは思わなかった。
-リング上から見た景色は
井上 4本のベルトを肩にかけて、見る会場の雰囲気は感動的だった。