WBC、WBO世界スーパーバンタム級王者井上尚弥(30=大橋)が史上2人目となる2階級での4団体統一に成功した。WBAスーパー、IBF世界同級王者マーロン・タパレス(31=フィリピン)と4本のベルトを懸けて拳を交え、10回1分2秒、KO勝ち。4回に連打でダウンを奪うなど、ダメージを蓄積させて倒した。テレンス・クロフォード(米国)に続き、史上2人目の快挙を成し遂げた。クロフォードを上回る最速(5年7カ月)で達成し、区切りの10本目となる世界ベルトを獲得した。

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〇…井上が所属する大橋ジムの大橋秀行会長が、井上の次戦について報道陣の質問に応じた。試合後会見後に「いろいろな選択肢がある」と慎重に言葉を選んだ。同日は井上の弟でWBA世界バンタム級王者の拓真が28歳のバースデーを迎えたことを強調し「弟の誕生日に2階級での4団体統一をプレゼントするなんて、なんて弟思いなんだと思いました」と祝福した。

【ライブ詳細】井上尚弥が史上2人目の2階級4団体統一!右ストレートでタパレスを10回KO