プロボクシング元WBA世界ライトフライ級王者のカルロス・カニサレス(30=ベネズエラ)が16日、都内のジムで練習を公開した。23日にエディオンアリーナ大阪でWBAスーパー、WBC世界ライトフライ級王者の寺地拳四朗(32=BMB)に挑戦する。

この日の公開練習は、寺地の父で所属ジムの永会長、加藤健太トレーナーが視察。永会長は「骨格は拳四朗よりは小さいと感じた。減量は辛くないのかなと思った。コンディションは良い感じがしますね」と挑戦者が順調に調整している様子を口にした。さらに昨年9月の挑戦者だった元統一王者ヘッキー・ブドラー(南アフリカ)と比較し「ブドラーよりもスタミナがあって手数もある、ブドラーよりは危険かなと思う。不用意なパンチはもらわないのが1番」と警戒した。

現在、寺地は減量に向けた最終調整に入っており、ミット打ちやマスボクシング(軽めのスパーリング)を続けているという。加藤トレーナーは「サイズ感や雰囲気をみられてよかった。身長は160センチと言われていますが、ないようにもみえる。的が小さい分、やりにくいかなと。ただイメージ通りに試合を進めればいいと思う」と試合プランを変更する必要がないと明かした。