ABEMAはオリジナル格闘ドキュメンタリー番組「格闘代理戦争-THE MAX-」の第5回を5日に放送し、RIZINで活躍する総合格闘家・皇治(34)が監督として参戦することが発表された。

「格闘代理戦争」シリーズは、第一線で活躍する格闘家が監督となり、若手ファイターを推薦して競わせることで新たなスターを発掘、その過程を追う「格闘ドキュメンタリー番組」。17年「格闘代理戦争1st Season」放送以降、シリーズごとに立ち技格闘技や総合格闘技(MMA)などのテーマを設け、これまで5シリーズにわたり番組を放送してきた。

シリーズ6作目となる「格闘代理戦争-THE MAX-」ではMMAをテーマに8枠のトーナメント形式で行われ、優勝の栄光と賞金300万円をかけて若手ファイターたちがしのぎを削る。

5日の第5回放送では、総合演出のマッコイ斉藤氏が皇治のもとを突撃。皇治は「格闘代理戦争シリーズ」で過去2回の監督経験があり、格闘技界に欠かせないダークヒーロー的な存在。マッコイ氏は単刀直入に「監督で出てみませんか?」と番組途中からの緊急参戦を直球オファー。皇治は冷静に「出ない」と返す。さらに「またマイクを投げさせられるから」と「格闘代理戦争4thシーズン」で皇治が同じく監督として出演していた武尊にマイクを投げつけたシーンを引き合いに出し、あれはマッコイ氏の指示だったと一方的に主張した。マッコイ氏は否定するが、皇治はそれなら出ないと参戦を拒否した。

ただ番組は視聴しているとのことで、準決勝に進んだ監督陣について皇治は「スターが全員いなくなった」とバッサリ。また「監督がスターじゃないのにどうやって次世代のスターを輩出するんだ」と4組の監督たち全員をめった斬りにした。

番組はマッコイ節と皇治節の押し問答が続き、改めてマッコイさんが「監督として出てくれませんか? 皇治選手が推薦する選手を俺は見てみたい」とトーナメントとは別のワンマッチ参戦を懇願すると、皇治は「ワンマッチって誰とやるんですか?」と聞き返した。

マッコイ氏が「いい監督を知ってるんですよ、皇治選手が出てくれるならこの人だなって言う人はいますよ」と答え、続けて「それは・・・この辺から飛び蹴りしてくるやつです」とだけ伝えると、皇治は「ホラーマン(=芦澤竜誠)か」と察した様子だった。

芦澤は皇治と同じくRIZINで活躍する総合格闘家で、23年4月に行われた「RIZIN41」でキックボクシングルールで皇治と対戦。芦澤が判定勝利を収めた。

皇治が「芦澤はなんて言ってるんですか?」と聞くと、マッコイ氏は「皇治はびびって出てこないんじゃないかって・・・LINEでやり取りしてます(笑い)」。すると皇治はひと言「やろか」とオファーを受諾。重ねて「そのかわりあれですよ・・・ギャラは高いですよ。パテック1本」と高級時計パテック・フィリップの金額のギャラを要求した。

また「俺が連れてくるやつはやばいですよ。だってNARIAGARIっていう格闘代理戦争みたいなことやってますから」と自身がプロデュースする格闘団体から選手を送り込むことを示唆した。これを受けて芦澤は本当に監督として参戦するのか? その模様は次回放送予定となっている。

また番組では19日に生中継で行われる準決勝の無料観覧募集を開始した。詳細はABEMA格闘公式Xを参照。