「RIZIN46」(29日、有明アリーナ)に出場する選手たちのインタビューが27日、都内で行われた。同大会のメインイベントRIZINフェザー級王座戦で挑戦者・金原正徳(41)を迎え撃つ王者・鈴木千裕(24)は「(心境は)いつも通りなんで、特に何も変わらないですね」と落ち着いた表情で会見に臨んだ。

今回の試合は初防衛戦となるが「チャンピオンでも挑戦者なんで、僕は。そこは何一つ変わってなくて。でも変えたい気持ちは大きくなりましたね。この格闘技界もそうですし、自分自身の未来ももっと変えたいと思ってるので。それが大きくなりました」と意欲を見せた。

王座獲得となった昨年11月のケラモフ戦で拳を痛めた。それについては「まあ完治はしないですよね。格闘技やってる限りは、毎日使うんで。でも試合ではフルスイングできるくらいには上がってるんで。でも折れても戦うんすよ、チャンピオンは」と問題がないことを強調した。

著書の「夢を叶える『稲妻メンタル』」が5月に発売される。この日、「金原戦に勝つか負けるかで売上に響くのでは?」と聞かれると「そこは考えてなかったですけど、僕は勝つんで。負けることは考えてないですね」と笑顔で言い切った。