プロレスリング・ノアの前GHCヘビー級王者で、最近では“プロレス界一面倒くさい男”としても知られる拳王(39)が、ノアのグッド・ルッキング・ガイズ(GLG)を率いるジェイク・リー(35)に激怒した。

自身のYouTube「拳王チャンネル」を更新。企画「月刊拳王プロレス」の中で、23日新日本プロレス後楽園大会に乱入し、以後、内藤哲也との戦いを繰り広げたジェイクについて言及。「乱入したまでは別にいい。行動に出ることはいいと思う、レスラーとして。でもね、内容がマジで、こいつダメな男だなと思って」と怒りをあらわにした。

「デビッド・フィンレーというバレット・クラブのヤツがいるんだけど、(ジェイクは)そいつにDMを送ってるの。(清宮)海斗さんと(GHCヘビー級王座への)挑戦権を決める前によ」と憤慨した様子で説明。

「『俺は内藤哲也を倒したい』というDMをジェイク・リーが送ってるんだよ。お前はGHCを取るために4・22、海斗さんと(次期挑戦者決定戦を)闘ったのに、そんな中、『内藤哲也を倒したい』って。どっちなんだよ! ふざけてんじゃん。GHCの価値下がるわって。そんな二兎(にと)を追ってるようなヤツが清宮海斗さんに勝てるわけないじゃん」とこき下ろした。

さらに「内藤の哲也さんを倒したいって。DMを自ら送ってるんだよね。これちょっと腹立って。GHCの価値下がるわ、海斗さんの価値下がるわって。なんなら哲也さんの価値も下がっちゃうわって」と、愛する「海斗さん」だけでなく、かつて一騎打ちで敗れた「哲也さん」への隠せぬ思いまでほとばしらせながらまくしたてた。

「俺の大切な2人の価値下げんなって。そんなうつつを抜かしてやっても、そりゃ勝てないよ。2人とも強いじゃん。俺は直近のシングルだったら2人ともに負けてるからね。俺の大切な2人の価値下げんじゃねえよ、ジェイク・リー」と、ジェイクが優柔不断だと非難した。

拳王はALL TOGETHER(5月6日、日本武道館)で行われる6人タッグ「ジェイク&フィンレー&ゲイブ・キッドVS内藤&鷹木信悟&辻陽太」に触れ「ジェイク・リーを哲也さんが倒して、2度目の引退しろって思ってる。顔も見たくないよ」とジェイクに引退勧告までしていた。