プロレスリング・ノアの前GHCヘビー級王者で、最近では“プロレス界一面倒くさい男”としても知られる拳王(39)が2日、自身のYouTube「拳王チャンネル」を更新。「レッスルマジック」(5月4日、両国国技館)当日まで明かされない自身の対戦相手について予想した。

拳王は現在、勝手に「逆・夢☆勝ちますシリーズ」を開催中だ。「夢☆勝ちます」は新日本プロレスで1990年から開催された、ヤングライオンがトップクラス、中堅クラスへと挑んでいくワンナイトのチャレンジマッチ。拳王は懐かしの企画をノアでよみがえらせ、新日本の若手に対して、求められてもいないのに「挑戦させてやる」と宣言している。

先月26日の新潟大会では新日本から武者修行中の大岩陵平と対戦し、PFS(プロフェッショナル・フットスタンプ)で仕留めて“第1戦”に勝利した。拳王いわく4日のレッスルマジックでは“第2戦”が行われる予定。そして6日の「ALL TOGETHER」では藤田晃生との“第3戦”が決定済みだ。

拳王は2日にアップした動画の中で4日の対戦相手候補として中島佑斗や嘉藤匠馬の名前を挙げたが、中島はケガ、嘉藤は同日の新日本「レスリングどんたく」で試合が組まれているため、ノアのマットに来ることは不可能だ。

そのため拳王は、明らかにヤングライオンは卒業している海野翔太についても「俺の(清宮)海斗さんを奪おうとしている」と憎しみを込めて言及したが、海野も当然「レスリングどんたく」に出場するから対戦は無理。

すると拳王はおもむろに雑誌「ヤングライオン列伝」(ベースボールマガジン社、2008年発売)を取り出し、あろうことか若き日の永田裕志の写真を指さし「元ヤングライオンとしてこれ!」と「これ」呼ばわり。「(自分と対戦するのは)永田裕志の可能性もあるよね」と、対戦相手をヤングライオンから元ヤングライオンにまで無理やり拡大して予想しだした。

動画を撮影している側の「中の人」もあきれはてる中、拳王は続けて“社長”棚橋弘至の名前を挙げるも、もちろん棚橋もレスリングどんたく参加のため×。すると同雑誌の中で発見した、現在ノア所属の斎藤彰俊を指さし「ありそうじゃん、斎藤彰俊。スケジュールも大丈夫よ、ノアの所属選手だから」と説明。「今は黒いズボンはいてるけど、夢☆勝ちバージョンのコスチューム(白い道着)で出てくる」と格好も予想した。

拳王は最後に「これはちょっとあるんじゃないのと思って」と、これまでも抗争を繰り返してきた小島聡が写っているページを開いた。「マンデーマジックシーズン1で小島聡と抗争あったじゃん。シーズン1で(小島は)マミーの格好して出てきたし、あれだけ抗争してきたのにタッグも組んだ」と振り返った。

拳王と小島は拳王チャンネルでも共演し、「コジマ!」と終始タメ口の拳王に対し、小島が「小島さんだろ(怒)」とブチ切れるシーンもあった。拳王は「マンデーマジックからの流れを考えたらマジでありえる。ヤングライオン時代の緑のパンツをはいた小島が絶対に出てくる」とニヤニヤしながら決めつけていた。