プロボクシングIBF世界同級1位で元IBF同級王者のペドロ・タドゥラン(27=フィリピン)が最強挑戦者としての風格を漂わせた。28日、滋賀ダイハツアリーナで同級王者重岡銀次朗(24=ワタナベ)に挑戦する。27日には滋賀県内のホテルで両者そろって前日計量に出席。リミット(47・6キロ)よりも400グラム少ない47・2キロでパスした。一方の重岡も100グラム少ない47・5キロでクリアした。フェースオフは30秒以上も展開し、関係者に制止されるまで真顔で重岡をにらみ続けた。
計量後の会見で、タドゥランは「重岡は本当に強そうで、タフな選手だと思う」と敬意を表した上で「みんなに楽しんでもらうためにエキサイティングな試合をしたい。理想はKOで勝ちたい」と不気味な笑みを浮かべた。
手数が多く、アグレッシブな左ボクサーファイターとなるタドゥランは19年9月、王座決定戦を制してIBF世界同級王座を獲得。21年2月にレネ・マーク・クアルト(フィリピン)に敗れて王座陥落したものの、昨年12月には挑戦者決定戦に勝利して再び同級1位までランキングを上げてきた、プロキャリアでダウン経験はあるが、KO負けはなしというタフさも長所だ。マニア南部のエロルデスポーツセンターを拠点とし、MPプロモーションのショーン・ギボンズ氏親子が畝いするビバ・プロモーションのバックアップを受けている。IBFから指名試合として最強挑戦者に選ばれたタドゥランが元世界王者の意地をみせる準備を整えてきた。

