第1試合でIWGP女子王座戦が行われ、前王者で挑戦者の朱里(36)が14分56秒、朱世界(相手を肩車で担ぎ上げ、前方回転させながら右サイドにたたきつける技)で王者Sareee(29)から3カウントを奪取。タイトル奪回に成功した。Sareeeは4度目の防衛に失敗した。

新日本プロレスのビッグマッチに火を付けるにふさわしい女子プロレス最高峰の戦いだった。キックボクシングのKrushでベルトを獲得し、総合格闘技のUFCにも参戦した“モノが違う”朱里はSareeeに対して容赦なくキックの雨を降らせ、Sareeeは朱里の髪の毛をつかんで投げ飛ばし、代名詞となっている重いエルボーを何発もたたきこんだ。

終盤、Sareeeがヘッドバットから必殺の裏投げを3連発。これで勝負は決まったかに見えたが、カウント2でキックアウトした朱里はロープに飛んだSareeeにカウンターの顔面ハイキック。するとサリーもカウンターの裏投げで朱里をたたきつける死闘となった。

それでも王座奪回に執念を燃やす朱里がバズソーキック2連発。そしてSareeeを立ち上がらせると後ろからヘッドバットを食らわせ、最後は朱世界で勝負を決めた。

バックステージで朱里は「この新日本のリングでSareeeとやれたこと、すごく自分には意味があります。IWGP女子のタイトルマッチを新日本プロレスでやれてすごく自分はうれしかったです」と新日本のセルリアンブルーのマットの上でSareeeと素晴らしい試合を披露できたことに感慨深げ。

そして「1・4東京ドーム、IWGP女子チャンピオンとして、私は出場したいです。出る権利はあると思っているし、そこでまた、女子プロレスの面白さをもっともっと世に広めていきたいです」と来年1月4日の新日本・東京ドーム大会参戦を直訴した。

Sareeeの話「これで終わりだなんて思ってない。こうやって私の夢だったIWGP女子のベルトをつかむことができて、IWGPの象徴の新日本プロレスという大きな舞台に立つことができて、私は本当に自分自身を誇りに思う。また絶対に必ずこのチャンス、自分でつかみに行くんで。私が自分自身の力で、必ずまたはい上がってみせる。そしてIWGP女子のベルトはSareeeに一番ふさわしいんだって絶対にまた証明してみせる」