東京女子プロレスはいよいよ今月29日に東京・両国国技館で春のビッグマッチ「GRAND PRINCESS '26」を開催する。同大会でインターナショナル・プリンセス王者のMIRAI(26=みちのくプロレス)に挑戦するのが、デビュー戦でタッグも組んだ鈴芽(27)だ。再び交わることになった同期を相手に、どのような気持ちで戦うのか。話を聞いた。

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-両国国技館大会がだんだん近づいてきました

「そうですね、記者会見も経て、すごい自分の中の過去、現在、未来…全部と向き合ってるなっていう感覚です」

-MIRAI選手と久しぶりに対峙(たいじ)して、わかり合える部分もあるし、時が経つにつれて、お互い変わっていった部分もあると思います

「選手として、あの時と同じ部分の方が少ないぐらい、お互い進化したと思っています。気持ちの面や考え方とかも、当時はお互いすごい若かったし、もうその時と比べたら本当に全部違うんじゃないかなっていうふうに思います。でも、そんな中でも『同期に負けたくない』という思いだけは変わらないなって思いました」

-自分の今までやってきたことが間違ってなかったというのを示したいみたいなところはありますか

「どっちも間違いじゃないと思うんです。どっちもまっすぐ進んできたからこそ、この両国国技館という場所で戦うことができると思います。ですけど、その上でやっぱりあのベルトがかかってるなら私は負けられないです」

-SNSでおふたりの昔の写真を見たんですけど、2人ともすごくかわいくなってませんか?

「かわいくなってたらいいなと思いますね(笑い)」

-昔がダメだったとかそういう話じゃないですよ(笑い)。なんかあか抜けたなって感じました

「そもそも人前に立つためのメークなんて知らないですし(笑い)。今も別に得意なわけじゃないんですけど、こういう風に見えたいとか、ビジュアルでもこういうことをしたいとか、そういうものが増えてきたからかもしれません」

-MIRAI対鈴芽の一戦はお互いの感情がむき出しになるような試合になりそうです

「お互い、すごい感情が出そうな試合ですよね。これまでのこともあるし」

-鈴芽選手も感極まって…

「感情があふれると涙になってしまうんですけど、でもこれは全然弱さだと自分では思ってないので」

-素直な感情を出していくと

「はい、全部出していこうと思います」

-鈴芽選手は1回、渡辺未詩選手のもつプリンセス・オブ・プリンセス王座にも挑戦しています。それを経験したことで自分の中で変わった部分はありますか

「自分が鈴芽として生きてきた、やってきたことっていうのが合っていた、間違いじゃなかったっていうふうに確信にも変わったし、この東京女子が大好きっていう気持ちはもっともっと強くなりました。だからこそ、東京女子を世界に広めることができるインターナショナル・プリンセス王座への思いもより強くなっています」

-両国国技館大会の前に海外遠征(米テキサス大会)もありますね

「私はテキサスツアーに(インターナショナル・プリンセスの)ベルトがないっていうのがすごく悔しいんですよ。MIRAIが持っていることでベルト自体を目にしてもらえる機会ってすごく増えてるとは思うんですね、でも知ってもらうだけじゃなくて、私は東京女子を好きになってもらいたいんです。だからこそテキサスもそうだし、これから海外遠征もたくさんすると思うし、日本全国にも行くと思うので。そこにインターナショナル・プリンセスのベルト、チャンピオンの存在が必要だと思ってて。これからは私が持っていく。そう思ってます」

-そういう意味では鈴芽選手は海外でも分かりやすく、東京女子が掲げる「KAWAII×DREAM×STRONG」を体現できる存在だと思います

「私は東京女子の全員が全部当てはまると思ってるんです。1人1人それぞれの『KAWAII×DREAM×STRONG』があると思うので、それにも注目してほしいですね」

-鈴芽選手は少し前に新コスチュームにしたと思いますが、どういうイメージで変えたんですか

「今までもずっと自分でデザインとかアイデアを出しているんですけど、たぶん今回が一番ガラッと変わったと思います。もともとパンツスタイル、ロングパンツにも挑戦したかったんですけど、自分っぽくないのかなという思いもあったんです。でも私は『なりたい自分になる』っていう言葉をみんなに伝えてベルトに挑戦したので、なりたい自分になっていいんじゃないかなと思って勇気を出しました。Y2Kスタイルが結構好きで、そういう部分も混ぜられたかなと思っているし、自分の決意の形でもあったのですごく気に入っています」

-最後にまた両国国技館大会の話に戻りますが、Sareee選手やKONOSUKE TAKESHITA&坂崎ユカ選手夫妻、ジ・インスピレーションなど、普段の東京女子の大会とはまた違ったビッグネームが登場します

「私がいつも思うのは、どんな方が参戦してくださっても、東京女子の大会って東京女子の大会になるとすごく感じていて。それが私が好きな部分でもあるので。第1試合からメインまで、いろんな色のたくさんのワクワクが全部集まって、『東京女子プロレスの両国国技館大会』を楽しんでもらえると思います。私自身も全力を出してMIRAIと戦うので、ぜひ見に来ていただきたいし、両国国技館大会の先も私は駆け抜けていくつもりなので、ファンの皆さんにはぜひその背中を押していただけたらと思っています」