プロボクシングWBA世界バンタム級1位の増田陸(28=帝拳)が所属ジムの「区切りイヤー」に世界初挑戦初奪取を目指す。

20日、東京・両国国技館で同級2位の元WBC世界フライ級王者比嘉大吾(30=志成)との王座決定戦を控える。

19日には東京ドームホテルで前日計量に臨み、両者そろって100グラム少ない53・4キロで1発クリアした。

約12秒間のフェースオフ(にらみ合い)を終えた増田は「すごく良い目をしていました。闘志あふれるような感じでした」と比嘉に敬意を表した上で、自身のコンディションには手応え十分。「ばっちり充実した練習ができました。明日が楽しみ。昨日の(記者)会見後、ジムに行って最後、体を動かしました」と充実した笑みを浮かべた。

1926年(大15)、所属ジム前身となる帝国拳闘協会拳道社が東京・新橋に設立。同年7月17日、旗揚げ興行が行われて以来、100年が経過した。プロ12戦目で迎えた世界初挑戦が所属ジムの区切りの年となる巡り合わせだ。

増田は「自分の中で大きい。今は亡きマネジャー(長野ハルさん)にベルトをお見せしたいと思っている。勝って天国で見守ってくださるマネジャーに報告したいと思う」と強い決意を示した。

序盤から攻める展開も演出できる破壊力のある元世界王者・比嘉に対し「1回から攻めてくると思う。そこに付き合うというか、自分のペースで対応して。抑えて、その中で自然の流れでKOにつなげたい」と余裕の笑み。

両国のリングの中央でベルトをを掲げる姿までを思い描きながら、増田は「試合が始まって冷静に多分、動けている自分がいます。良い勝ち方をしてベルトを掲げている姿です」と必勝を誓っていた。