プロボクシングWBC世界ライトフライ級王者岩田翔吉(30=帝拳)が息子の応援をパワーに初防衛成功を狙う。

20日、東京・両国国技館で、19戦無敗サウスポーの同級1位エリック・バディージョ(30=メキシコ)の挑戦を受ける。

19日には東京ドームホテルで前日計量に出席し、リミット48・9キロでクリアした。無敗サウスポーの挑戦者バディージョは100グラム少ない48・8キロでパスした。

恒例のフェースオフでは周囲の制止も関係なく、17秒間の“視殺戦”が展開され、緊張感が漂った。

約1カ月半かけながら、じっくりと減量してきた岩田は「めちゃめちゃ、体調がいい。彼は覚悟を持ってメキシコから来ているんだろうなと目を見て感じました。本当、圧倒的に勝つ。それだけ」と気合を入れ直した。

20年に結婚。息子の羚(れい)くん(5)は父親がプロボクサーであることを理解しているそうだ。岩田は「僕はボクサーと言っていないのに、もう幼稚園の先生たちとかも応援に来てくれている」と笑顔。24年7月のジャジール・トリニダード(フィリピン)戦から会場へ応援に駆けつけてくれている愛息に向け、勝利を届けるつもりだ。

岩田にとって初防衛戦は「鬼門」だ。WBO世界同級王者時代の昨年3月に初防衛に失敗した苦い過去がある。もう負けられない。岩田は「いつも息子が自分の1番の心の支えなので良いところをみせたい」と意欲を口にしていた。