船木誠勝(42=全日本)が6日、新日本の創設者で、現在はIGF会長を務めるアントニオ猪木(68)に、来年1月4日の新日本・東京ドーム大会への来場を呼び掛けた。

 船木はこの日、来年1月9日の蝶野正洋(48)がプロデュースする「ファイト&ラブ」(パシフィコ横浜)の会見に出席。新日本同期の故橋本真也さん(享年40)の長男・橋本大地(19)とタッグを組んで、AKIRA(45)長島☆自演乙☆雄一郎(27)組と対戦することが発表された。

 また、古巣の新日本の創立40周年記念第1弾となる1・4東京ドームに出場要請を受けていることが明らかになった。参戦が実現すれば、88年4月以来23年9カ月ぶりの新日本登場となるが「試合が1試合多くなるって感じですね」と淡々とした表情。「会社(新日本)が大きく変わって、獣神サンダー・ライガーとスーパー・ストロング・マシンしか知ってる人がいない。全く別の会社のイメージですね」と話した。

 そして「40周年だったら、アントニオ猪木を呼ぶべき」と、かつての新日本の総帥・猪木へも“参戦”を呼び掛けた。猪木は05年に新日本の持ち株を売却、07年にIGFを立ち上げて、現在は競合する立場にある。要請された場合の猪木の対応だが、自作の詩「道」のように「迷わず行けよ。行けばわかるさ」となるかどうか、注目だ。