ノアの小橋建太(44)が6日、取締役副社長を“電撃退任”した。

 全日本のエース武藤敬司(48)はVIP待遇での団体参戦を歓迎した。23日の両国大会で、同じノアの秋山が諏訪魔の3冠王座に挑戦する。「ノアから秋山を借りている立場。諏訪魔が勝ったら、次にタイトル戦をやるってのはどうだ?」と、ベルトへの優先挑戦権をちらつかせた。

 ジャイアント馬場さんの死後、小橋は全日本を離脱してノア旗揚げに参加。武藤は全日本に移籍し、今年6月の退任まで社長だった。「技もキャリアも、いつも小橋と比較されてきた。俺も社長を辞めたばかりだし、そこまで似せなくても(苦笑い)」。

 役員兼レスラーとして苦悩も分かる。「プロレスは役職でやるわけじゃない。少し肩の荷を下ろして自由になって、ファンに生きざまを見せてほしい。軽くなったから、ムーンサルトもできるんじゃないの?」。