東京・町田市で14日に開催された大相撲春巡業で、十両剣翔(24=追手風)が“四面楚歌(そか)”を嘆いた。

 朝稽古の終盤、ぶつかり稽古中に大関稀勢の里(29=田子ノ浦)が乱入。10分近く胸を借り砂まみれになった。

 葛飾区出身で、東京は地元。それだけに「今日は覚悟していました」という。さらに、東の土俵下には横綱白鵬(31=宮城野)、西には大関豪栄道(30=境川)が待ち構え、転がされるたびに活を入れられた。

 稽古後は顔面蒼白(そうはく)で、天を仰ぎながらも「5分は寝てたんで、押したのは3分ぐらい。自分は押す力が弱いんです」。埼玉栄高の先輩でもあり「横綱よりも怖い」という存在の豪栄道からは「あさってもやるからな」と予告され、戦々恐々としていた。