横綱稀勢の里(31=田子ノ浦)が、東前頭5枚目宝富士に負けて、今場所5個目の金星を配給した。1場所で5個の金星配給は、01年秋場所の武蔵丸に並ぶワーストタイ。秋場所の日馬富士以来となる3日連続の配給で、自身9個目となった。3場所連続休場からの復活どころか、4場所連続休場の可能性も出てきた。

 ◆1場所5個の金星配給 優勝制度確立以降、01年秋場所の武蔵丸以来2人目で最多タイ。武蔵丸は4日目に琴光喜、6日目に朝青龍、7日目に海鵬、9日目に玉春日、11日目に栃乃洋に敗れた。ただ、貴乃花の全休による1人横綱で、4大関のうち3大関の途中休場もあって皆勤出場。結果、残る大関は同部屋の武双山だったこともあり、横綱、大関戦がないまま9勝6敗で終えた。