大相撲夏巡業が2日、富山・魚津市で行われ、平幕の朝乃山(24=高砂)の凱旋(がいせん)に地元が沸いた。

 地元富山県で行われた巡業に参加するのは、昨年8月の夏巡業以来1年ぶり。当時は十両だったが今回は幕内に上がり、さらに名古屋場所で三賞を受賞したことで「前回より声援がすごかった」と驚いた。

 稽古場に現れると大勢の地元ファンがサイン欲しさに押し寄せ、稽古場に上がれば大歓声を受けた。横綱稀勢の里からぶつかり稽古で胸を借りて何度も転がされたが、その度に観客から拍手や声援でエールを受け取った。地元メディアから「将来富山県でどんな存在になりたいか」と問われると「スーパースターになりたいです」と堂々と宣言した。