大相撲の夏巡業は9日、福島県郡山市で行われ、同県出身の十両若隆景(24=荒汐)が、ぶつかり稽古で約5分間、前頭琴奨菊に胸を借りた。

出身の福島市で行われる巡業を前に、熱のこもった稽古を行い「長く幕内にいる琴奨菊関に胸を出してもらえて光栄。早く幕内に上がりたい」と、感謝と向上心を口にした。

胸を出した35歳のベテランも「若い子が一生懸命向かってくるのはうれしい。声援もたくさんあって、相撲熱のある地域なんだなと感じた」と、うれしそうに話していた。