大相撲の新弟子が通う相撲教習所の卒業・入所式が30日、東京・両国国技館の相撲教習所で行われた。

卒業する370期生を代表して卒業証書を受け取った東幕下14枚目元林(23=鳴戸)は「卒業できて良かった。みんなでランニングしたり、稽古をしたり、食事ができなくなることが寂しい」と話した。

近大で西日本学生選手権優勝などの実績を残し、昨年夏場所で初土俵を踏んだ。初場所の4番相撲で、初土俵以来初めての黒星を喫したが、序ノ口デビューからの24連勝は歴代3位の好記録だった。

東大阪市出身。初場所も4勝3敗と勝ち越して、番付も上昇する。ご当所で迎える春場所(3月8日初日、エディオンアリーナ大阪)で関取の座を射止めたい23歳は「これからが勝負の時期になる」と気を引き締めた。

371期生で元前頭貴ノ岩のおい、西三段目北天海(20=尾上)も卒業した。