大相撲夏場所(5月10日初日、東京・両国国技館)の番付編成会議と臨時理事会が、25日に大阪市で行われる。同会議と同理事会で大関昇進が承認されれば、関脇朝乃山(26=高砂)は歴代250代目の大関となり伝達式に臨む。伝達式の口上では4文字熟語を用いる力士が多く、朝乃山が座右の銘にしている言葉は「一生懸命」。春場所千秋楽後には「中学からずっと使っていた言葉がある」と話し、4文字熟語かどうかを問われ「そうです」と答えていただけに「一生懸命」を使う可能性は高い。

師匠の高砂親方(元大関朝潮)も38年前の同じ春場所で大関昇進を決めた。大阪市内の宿舎で行われた伝達式では「大関の名に恥じぬよう、一生懸命頑張ります」と口上を述べた。伝達式が行われる予定の朝乃山の宿舎は、師匠が38年前に伝達式に臨んだ時と同じ宿舎。師匠と同じ場所で、同じ口上を述べれば運命的な伝達式になる。