東十両筆頭の明生(24=立浪)が初日から4連勝とした。西十両3枚目の旭秀鵬(31=友綱)を立ち合いから圧倒して一気に寄り切り。「鋭くぶつかって踏み込めたと思います」と振り返った。

今年の初場所中に左上腕二頭筋部分断裂で途中休場。春場所で復帰したが、7勝8敗と負け越し、今場所は10場所ぶりの十両だった。本場所がなかった4カ月間について「ケガした腕を春場所は状態がよかったのにどこか引きずっていた。克服するにはケガしたところを入念にトレーニングするしかなかった」と振り返る。右肩付近は筋肉で盛り上がり、体重も154キロまで増えた。

外出自粛期間中について「ストレスは何もなかったです」と言い切り、「幕の内に戻るというよりは、横綱と相撲をとりたいという気持ちです」と今後を見据えた。