日本相撲協会の芝田山広報部長(元横綱大乃国)が大相撲7月場所11日目の29日、田子ノ浦親方(元前頭隆の鶴)を30日にも職務復帰させることを明かした。田子ノ浦親方は居酒屋風の店内で眠っている写真がネット上で拡散され、27日に鏡山危機管理部長(元関脇多賀竜)から厳重注意を受けていた。

同広報部長は、田子ノ浦親方が新型コロナウイルスの抗原検査で2日連続陰性だったことも明かし「今日のところは部屋で(隔離する)。(職務復帰は)何もなければする。明日以降ということ。ああいう写真が確認されたのは問題というだけで、夜の接待を伴うお店ではない写真だった。それに関しては問題ないので」と説明した。

場所後の理事会で審議の対象となるかは「私の方では分からない」と、現時点では不明とした。一方で「ただ部屋持ちの師匠ですからね。問題視されるのは。しっかり弟子を管理するのが師匠の責任だから」と、一師匠として自覚を持つよう求めた。

協会は場所前に新型コロナウイルス感染症対策のガイドラインを作成し、力士や親方ら協会員は基本的に外出禁止で、不要不急の外出をしないよう定めていた。