日本相撲協会の芝田山広報部長(元横綱大乃国)が大相撲7月場所(東京・両国国技館)13日目の31日、報道陣の電話取材に応じた。

都内の新型コロナウイルス感染者が400人を超えたことを受けて「本日、プロジェクト会議を開き、千秋楽までの最終確認を行った。各部門の代表者には『2週間遅れで始まっている。秋場所まで時間がないので場所後もより感染予防を引き締めてやってもらいたい』と伝えた」と話した。

また入間川親方(元関脇栃司)が、新型コロナウイルスの抗原検査を受けたことも明かした。検査理由は「娘さんの職場で陽性者が出たので」と説明し、同親方の検査結果は陰性。「親方の中には子供が学校に行っている親方もいる。みんな気を付けているし、何かあれば検査を受ける」と警戒を強めた。

横綱白鵬が休場したことにより、優勝争いは1敗の朝乃山と照ノ富士が中心となった。この日は朝乃山-照ノ富士の一番が組まれていて「朝乃山の精神状態だよね。単純に相撲の力だけじゃない。昨日もそうだけど左上手が深いんだよな。照ノ富士に右から起こされるよ」と予想した。