西前頭9枚目琴恵光(28=佐渡ケ嶽)が、西前頭10枚目明生(25=立浪)を下して2連勝した。

明生の強烈な立ち合いを受けて後退したが、右を差して食い止めた。すくい投げは決まらなかったが、体勢を崩した相手を押し出した。「落ち着いて相撲が取れた。体も動いているし反応もいい」と手応えを口にした。

本来なら福岡で開催されるはずだった11月場所は、新型コロナウイルスの影響で両国国技館での開催となった。宮崎出身の琴恵光にとっては、楽しみにしていた場所だったが「九州の方々が近くで見られない分、九州出身の自分たちが土俵を盛り上げられたらいいと思います」と意気込んだ。