大相撲春場所(14日初日、東京・両国国技館)を自身3度目のかど番で迎える大関貴景勝(24=常盤山)が5日、同場所出場を明言した。

朝稽古後に報道陣の電話取材に対応。綱とり場所だった初場所は左足首を負傷して途中休場したが「大丈夫です。もちろん出る。万全な状態で出ることが大事。よく考えながら稽古して、いい状態で臨めたらと思っている」と話した。

この日の稽古では、幕下以下の若い衆を相手に相撲を取った。左足首の状態について「気にならない段階まで来ている」と説明。6日以降にも関脇隆の勝ら、部屋の関取衆相手と稽古を再開するという。「確認しながらやる部分も必要だと思うし、怖がっていてもしょうがない。どんどん稽古できたら」と仕上げていく。勝負の春場所へ「自分のいい形を考えて自分の相撲を取り切れたらなと。ただそれだけ」と意気込んだ。