東前頭2枚目北勝富士(28=八角)が痛恨の「勇み足」で3敗目を喫した。

西前頭3枚目志摩ノ海との一番。立ち合いから低い攻めで押し込み、右に逃れる相手を押し出して完勝…と思われたが、勢い余って自身の左足も出てしまった。行司軍配は北勝富士に上がったものの物言いがつき、協議の結果は差し違え。北勝富士は「詰めが甘かった。それだけです。(左足が)出てしまったなと思った。俵で滑ってしまった。しょうがないですね」と、敗戦を受け止めた。

7日目まで5勝2敗と好調だっただけに、悔やまれる黒星。結果次第では、昨年春場所以来の返り三役が見えてくる場所だけに「きっちり土俵際を決めるのを見直して頑張ります」と修正を誓った。