東序ノ口24枚目勝南桜(しょうなんざくら、22=式秀)が、6番相撲で西序ノ口大志龍(32=木瀬)に寄り切られて19年初場所の6番相撲から89連敗となり、自身が持つ連敗記録に並んだ。

7番相撲で敗れれば90連敗となり、自身が持つ記録を更新する。

立ち合いでもろ差しを許し、巻き替えて右四つになるも、相手の寄りをこらえ切れなかった。

取組後のリモート取材には応じず、取材を誘導する日本相撲協会職員には「また今度お願いします」と話したという。

前回の89連敗は、16年夏場所の4番相撲から18年名古屋場所の1番相撲まで。

1月の初場所では場所前に入門時からのしこ名だった「服部桜」を「勝南桜」に改名して臨んだものの、心機一転の場所でも白星を挙げることはできなかった。当初は、生まれ育った神奈川県茅ケ崎市への思いから「湘南桜」への改名を想定していたが、師匠の式秀親方(元前頭北桜)の提案で「勝南桜」に。下の名前も高校生棋士、藤井聡太2冠から取って「祥多」から「聡太」にした。