伊勢ケ浜部屋のおかみの杉野森淳子さんも「よく乗り越えてくれた」と照ノ富士の復活劇に感慨深げだった。

淳子さんによると、照ノ富士は幕下陥落後「5、6回」は部屋3階の師匠の自宅に訪れて引退の意思を伝え、そのたびに引き留められていたという。1回の説得の時間は1時間ほど。師弟の話し合いに淳子さんは席を外していたが「(話し合いを終えた照ノ富士が)うなだれて戻っていくというのを繰り返し見てきたので、本当にあの時は今があるって想像できなかった」と振り返った。

「照ノ富士、シンプル口上の意図」はこちら―>