大相撲の大関貴景勝(24=常盤山)が20日、都内の部屋で四股、すり足などの基礎運動を中心に体を動かし、夏場所(5月9日初日、東京・両国国技館)に向けて調整した。

約2時間、上半身、下半身ともにみっちり鍛えた。体の状態については「毎日変化があるので。言葉で表すのは難しいけど、感覚ですから。初日までに仕上げて、体をつくっていく感じです」と話した。

土俵に入って押しを確認する場面もあった。「しっかりいっちょ押しもぶつかりもこなして、実戦に入っていけたらと思っています。いま何をすべきか、テーマを持って。全てを中途半端にやるのが一番ダメ。基礎が一番しんどいですから。(これから)相撲勘もちょっとずつ磨いていけたらと思う」と、今後相撲を取る稽古を再開させるという。

19日から両国国技館内の相撲教習所で行われている合同稽古の参加は見送った。昨年12月に参加した経験があるが「先場所がこうだったから今場所も、というのは当てはまらないですから。徐々にやっていきたいと思います」と話した。