十両は西6枚目の水戸龍（27＝錦戸）が、12勝3敗の好成績で、各段を通じての初優勝を飾った。

同じ星で並んでいた阿炎が先に敗れ、勝てば優勝の一番。「何も考えず、なるようになるだろうと思って手を早めにつきました」。相撲は冷静だった。若元春を右から小手に振って、一気の出足で押し出した。

「優勝は初めてです。いい相撲じゃなかったが、結果がよかったからよかったです。（優勝の要因は）腰の調子がよかったこと」と話した。

来場所、一気に新入幕の可能性も出てきた。「上がれたらまた頑張るだけです。この調子で頑張っていけたらと思う」と話した。