大相撲秋場所(9月12日初日、東京・両国国技館)の新番付が30日、発表された。新小結だった名古屋場所で8勝7敗と勝ち越した明生(26=立浪)が、新関脇に昇進。オンラインで会見に臨んだ。

-今の気持ちは

明生 よかったなと思います。(先場所に続く昇進会見に)緊張してます。うれしい気持ちと少し緊張してます。毎回、そういう気持ちあります。

-小結と関脇の違いは

明生 師匠(立浪親方=元小結旭豊)の番付を抜くことを目標にやっていた。そこの違いはあると思います。

-師匠からは

明生 いや、特には。

-関脇とは

明生 大関への足がかりというか、そういうのを作らないといけない。ここからが大事だと思います。

-新三役では

明生 挑戦者の気持ちを忘れないようにと思っていましたね。三役から落ちたらどうしようとか、そういう気持ちにならないようにしました。(場所中は)なりましたね。中盤戦ぐらいから「このままじゃダメだ」と自分に言い聞かせた。自分より番付が上の人に勝ちたい。気持ちを持って臨んだが、(上位陣と)バラバラという当たり方になったんで。そこで番付下の人にも負けそうになったんでそこがダメかなと。でも、自分の相撲は貫けた。

-勝ち越せたのは

明生 いい相撲も悪い相撲も出ながら勝ち越すことができた。目標だったので素直にうれしいと思いました。

-初日は横綱だった

明生 横綱は久々の土俵で自分は何場所か上位でとっていた。実力ついていると思っていたので倒したい、倒すと思って臨んだが、相撲内容は完敗でした。次こそは横綱を倒したい、倒すという気持ちを持って、自分の相撲を取りきりたい。

-照ノ富士とは

明生 照ノ富士関も同じ時期に入門して、自分よりはるかに上の存在の力士だった。こうやって上位で戦えるのはすごくうれしく思う。横綱に負けないように自分も強い気持ちを持って勝負していきたい。

-今場所は

明生 今場所も後ろ向きな気持ちにならないよう、落ちるのを怖がるのではなく、上に上がることを常に頭の中に入れて、自分の相撲を貫いていきたい。

-豊昇龍の存在は

明生 稽古場でもずっと一緒に稽古してきている。強いですし、技のキレもすごい。そういうところを見習いたい。自分は低い相撲というか、相手がいやがるような頭をつける相撲をずっと稽古してます。豊昇龍関と天空海関と3人でやってます。自分が一番強いと思って。2人がいるんで、いい稽古ができています。

-番付上への意識は

明生 そういう意識をしっかり持って、稽古していきたい。大関に上がるための実力をこの地位でしっかりつけて、2桁を狙ってやっていきたい。しっかり思い切りやりたいと思います。

-関脇の実感は

明生 まだ実感はないですが、コツコツやってきてこの地位にあるという感じですね。