西前頭4枚目の隆の勝(27=常盤山)が平幕の霧馬山を突き落としで退け3敗を死守し、初の賜杯へ王手をかけた。横綱照ノ富士とともにトップで千秋楽を迎える。

   ◇   ◇

◆優勝争いの行方 3敗でトップの照ノ富士と隆の勝がともに勝てば、2人での優勝決定戦。2人がともに敗れ、1差で追う4敗の大栄翔と佐田の海の結果次第では、4人によるトーナメント戦や、ともえ戦(3人での優勝決定戦)となる可能性も。トーナメント、ともえ戦の組み合わせは抽選で決定する。96年九州場所では5人による決定戦が行われ、トーナメントで3人に絞られ、ともえ戦は武蔵丸が制した。

【写真特集】照ノ富士と隆の勝が3敗守る 若元春うっちゃり決める 張本勲氏も観戦/14日目