4度目のかど番で臨みながら初日から3連敗。ついに大関陥落か…と心配された大関正代(30=時津風)が、1勝4敗の6日目から破竹の7連勝。周囲の心配の声をよそに、あれよという間に勝ち越しを決め、かど番を脱出した。
平幕の碧山(36=春日野)の突きを、下からあてがいながら前進。土俵際で引かれ手から土俵に着いてしまったが。その前に碧山の右のかかとが土俵を割っており、8勝目を手にした。
勝ち越しに王手をかけていたが、残り3日は横綱、大関、関脇の上位戦が残っていただけに、報道陣のリモート取材に応じた日本相撲協会の八角理事長(元横綱北勝海)は「今日勝たないと(勝ち越しは)苦しかったから必死だったと思いますよ」と前のめりに倒れ込んだ正代の胸中を察するように話した。ただ、大関としての責務があるだけに「初日から、これぐらいの気持ちを出してほしい。場所を盛り上げるために、序盤からこの連勝なら良かったが」と注文もつけた。来場所に向けても「大関として堂々と取ってほしい。(そのために必要なのは)馬力の復活。取り戻すのは、そう簡単ではないが。稽古の番数を増やすしかない」と、課題とされる普段の稽古での姿勢を求めた。

