20歳で新入幕の西前頭15枚目熱海富士が初白星をあげた。十両の美ノ海と対戦。得意の左上手こそ取れなかったが、圧力をかけて最後は押し出した。 新小結翔猿は、先場所優勝の玉鷲と対戦。立ち合い、右に動いて懐に飛び込み、一気の出足で寄り切り、初日から3連勝を飾った。玉鷲は3連敗。 関脇豊昇龍は力強い相撲で逸ノ城を寄り切り、無傷の3連勝とした。2桁10勝以上で大関復帰を目指す関脇御嶽海は、大栄翔の引き落としにバッタリで初黒星を喫した。かど番の大関正代は過去0勝5敗と大の苦手だった西前頭筆頭の琴ノ若を押し出して初めて勝ち、2勝1敗と白星を先行させた。 大関貴景勝は東前頭筆頭の高安にはたき込まれ、今場所初めて土をつけられた。


3日目の取組の模様を写真とコメントで振り返ります。


幕内


照強(0勝3敗)寄り倒し平戸海(3勝0敗)

☆平戸海 押されないと思ったんで、(立ち合いは)見ていくだけでした。止めたら勝てると思ったんで、立ち合いだけ。先場所みたいに足をとられないように落ち着いていけました。(3連勝も)考えすぎないようにと思っている。今は落ち着いて相撲とれているんで、このままいきたい。

豪快に塩をまく照強(撮影・鈴木正人)
豪快に塩をまく照強(撮影・鈴木正人)
照強(手前)を寄り倒しで破る平戸海(撮影・鈴木正人)
照強(手前)を寄り倒しで破る平戸海(撮影・鈴木正人)

美ノ海(0勝3敗)押し出し熱海富士(1勝2敗)

☆熱海富士 本当に勝ててよかったというのが一番大きいです。懸賞を初めて受け取ってうれしかった。師匠(伊勢ケ浜親方)に渡したい。あと残り、全部気合入れて頑張りたい。

美ノ海(手前)を押し出しで破る熱海富士(撮影・鈴木正人)
美ノ海(手前)を押し出しで破る熱海富士(撮影・鈴木正人)
美ノ海を押し出しで破った熱海富士は鼻血を流す(撮影・岩下翔太)
美ノ海を押し出しで破った熱海富士は鼻血を流す(撮影・岩下翔太)

一山本(2勝1敗)突き落とし東龍(1勝2敗)

☆東龍 思った通りに当たれた。いつも通りの立ち合いができた。相手は突っ張ってくるんで下からあてがってという意識だった。

東龍(左)は一山本を突き落としで破る(撮影・岩下翔太)
東龍(左)は一山本を突き落としで破る(撮影・岩下翔太)

(2勝1敗)押し出し王鵬(2勝1敗)

☆王鵬 手が伸びて足も出てよかったと思います。いい相撲がとれた。体調もいいです。365日元気なんで。特に気にはしてないですが、温かく寝るようにはしています。

輝(左)を攻める王鵬(撮影・鈴木正人)
輝(左)を攻める王鵬(撮影・鈴木正人)

隠岐の海(1勝2敗)はたき込み千代大龍(1勝2敗)
千代大龍(左)をはたき込みで破る隠岐の海(撮影・鈴木正人)
千代大龍(左)をはたき込みで破る隠岐の海(撮影・鈴木正人)

阿武咲(2勝1敗)寄り切り琴恵光(2勝1敗)

☆琴恵光 自分の持ち味が出た相撲でしたね。最初は攻められてしまったので(同体で取り直しの一番は)しっかり切り替えて自分から攻めようと思った。体も動いているし反応もいい。自分から攻める相撲を心がけていきたい。

土俵際で耐える阿武咲(左)と琴恵光(撮影・岩下翔太)
土俵際で耐える阿武咲(左)と琴恵光(撮影・岩下翔太)

琴勝峰(3勝0敗)小手投げ千代翔馬(0勝3敗)

☆琴勝峰 (3連勝と)勝ってはいても引いてばかり。前に出る相撲が明日につながる。立ち合いを意識して硬くならないようにしたい。

★千代翔馬 勝負にあせりすぎた。もったいなかった。腰を下ろしてもっとゆっくり攻めればよかった。連敗していたので早く勝ちたい気持ちが強かった。人生終わるわけじゃないんで、また頑張ります。

千代翔馬(左)を小手投げで破る琴勝峰(撮影・鈴木正人)
千代翔馬(左)を小手投げで破る琴勝峰(撮影・鈴木正人)

隆の勝(2勝1敗)押し出し碧山(1勝2敗)

☆碧山 前に出られてよかったです。相手も前に出る馬力が強い。何とか止めようと思った。

隆の勝(左)を激しく攻める碧山(撮影・鈴木正人)
隆の勝(左)を激しく攻める碧山(撮影・鈴木正人)

阿炎(3勝0敗)引き落とし栃ノ心(1勝2敗)

☆阿炎 (もろ手突きは)狙いというか、立ち合いで思い切り当たろうと意識しました。(3連勝も)考えずに明日の相撲の集中したい。余裕はないけどしっかり自分の相撲を意識したい。

栃ノ心(右)を攻める阿炎(撮影・鈴木正人)
栃ノ心(右)を攻める阿炎(撮影・鈴木正人)

遠藤(1勝2敗)送り出し宝富士(0勝3敗)
宝富士(左)を送り出しで破る遠藤(撮影・鈴木正人)
宝富士(左)を送り出しで破る遠藤(撮影・鈴木正人)

妙義龍(1勝2敗)寄り切り竜電(2勝1敗)
妙義龍(左)を寄り切りで破る竜電(撮影・鈴木正人)
妙義龍(左)を寄り切りで破る竜電(撮影・鈴木正人)

北勝富士(2勝1敗)寄り倒し錦木(1勝2敗)

★錦木 立ち合いは流れだったが、そこから雑になった。押し切れなくて逆転をくらった。ずっと低い態勢で押していけるのがいいんですが、自分がバンザイしたかんじになってしまった。きょうは立ち合いも悪くなかった。負けが先行していますけど、体は悪くないです。

錦木(左)を寄り倒しで破る北勝富士(撮影・鈴木正人)
錦木(左)を寄り倒しで破る北勝富士(撮影・鈴木正人)

錦富士(2勝1敗)引き落とし佐田の海(2勝1敗)

☆佐田の海 相手の立ち合い強烈でしたけど、いっぺんに土俵の外へ行かれなかったことが勝ちにつながった。(対戦した錦富士とは)十両で3回やっています。その経験も頭に入れつつ、あとは思いっきり相撲を取ろうと思っていました。(体の状態は)すごく良い。調子が良いときは前向きになって、どんどん攻めたい。

錦富士(左)を引き落としで破る佐田の海(撮影・鈴木正人)
錦富士(左)を引き落としで破る佐田の海(撮影・鈴木正人)

宇良(0勝3敗)押し出し若元春(2勝1敗)

☆若元春 低い相手なので起こして、前に出ようと思った。立ち合いからいろいろしてくる相手なので、どうやってくるかを考えていました。体自体は動いている。2回目の上位戦で思い切りいけている。ここまで地道に番付を上げているので、できることをやっていきたい。

土俵際でこらえる宇良(右)、左は若元春(撮影・岩下翔太)
土俵際でこらえる宇良(右)、左は若元春(撮影・岩下翔太)
宇良(右)を押し出しで破る若元春(撮影・鈴木正人)
宇良(右)を押し出しで破る若元春(撮影・鈴木正人)

翠富士(1勝2敗)上手出し投げ霧馬山(2勝1敗)

☆霧馬山 落ち着いていけて良かったと思います。誰にも負けたくない気持ちでいます。これからもいつも通り頑張ります。

霧馬山(左)は翠富士を上手出し投げで破る(撮影・岩下翔太)
霧馬山(左)は翠富士を上手出し投げで破る(撮影・岩下翔太)

玉鷲(0勝3敗)寄り切り翔猿(3勝0敗)

☆翔猿 立ち合いの動きはずっと取り組み前から決めていました。(対戦した玉鷲には)先場所で一発でやられたんで、下から攻めるかんじでいきました。良い感じで体も動いている。(3連勝発進について)これからも思いっきりいきます。

立ち合いで玉鷲(左)の足下を狙う翔猿(撮影・鈴木正人)
立ち合いで玉鷲(左)の足下を狙う翔猿(撮影・鈴木正人)
翔猿(右)は玉鷲を寄り切りで破る(撮影・岩下翔太)
翔猿(右)は玉鷲を寄り切りで破る(撮影・岩下翔太)

逸ノ城(1勝2敗)寄り切り豊昇龍(3勝0敗)

☆豊昇龍 自分から先にまわしを取りたかったんで、取れて良かったと思います。しっかり集中していけているので、この気持ちで最後までいきたいと思います。

豊昇龍(左)は逸ノ城を寄り切りで破る(撮影・岩下翔太)
豊昇龍(左)は逸ノ城を寄り切りで破る(撮影・岩下翔太)

若隆景(2勝1敗)寄り切り明生(0勝3敗)
明生(左)を寄り切りで破る若隆景(撮影・鈴木正人)
明生(左)を寄り切りで破る若隆景(撮影・鈴木正人)

大栄翔(2勝1敗)引き落とし御嶽海(2勝1敗)
御嶽海(後方)を引き落としで破る大栄翔(撮影・鈴木正人)
御嶽海(後方)を引き落としで破る大栄翔(撮影・鈴木正人)
御嶽海(後方)を引き落としで破る大栄翔(撮影・鈴木正人)
御嶽海(後方)を引き落としで破る大栄翔(撮影・鈴木正人)

琴ノ若(0勝3敗)押し出し正代(2勝1敗)

☆正代 出足がとても良かった。他の力士と比べると懐が深かったり、土俵際の粘りがあったりして苦手意識がありましたけど、あれこれと考えずに立ち合いから攻めれた。自信にもつながるし、体の動きも良い。こういう立ち合いを続けていきたい。(九州場所の)土俵も、空気感にも徐々に慣れてきている。とりあえずかど番なので、その日の一番に全力でいきたい。

琴ノ若(左)を攻める正代(撮影・鈴木正人)
琴ノ若(左)を攻める正代(撮影・鈴木正人)
琴ノ若(左)を押し出しで破る正代(撮影・鈴木正人)
琴ノ若(左)を押し出しで破る正代(撮影・鈴木正人)

貴景勝(2勝1敗)はたき込み高安(2勝1敗)

☆高安 立ち合いから良い当たりができた。その後の展開も良かったし。相手の体を起こせたので、自分の流れに持ち込めました。ベストを尽くして勝てた。(前日までに痛めた右足について)問題ないです。明日以降も力を出し尽くします。

高安(手前)から攻められる貴景勝(撮影・岩下翔太)
高安(手前)から攻められる貴景勝(撮影・岩下翔太)
貴景勝(左)を攻める高安(撮影・鈴木正人)
貴景勝(左)を攻める高安(撮影・鈴木正人)
はたき込みで高安(左)に敗れた貴景勝(撮影・岩下翔太)
はたき込みで高安(左)に敗れた貴景勝(撮影・岩下翔太)