昨年11月の大相撲九州場所限りで現役引退した新潟市北区出身の元幕内豊山の小柳亮太氏(29)の引退報告会が19日、新潟後援会会員77人が集い、新潟市で行われた。

豊山は「もっといいところを見せたかったが、豊山という名前を背負って戦い抜けた。たくさんの応援ありがとうございました」と感謝を伝えた。後援会会長の中原八一新潟市長(63)は「すばらしい相撲で夢と希望を与えてくれた。これからの人生にもたくさん挑戦の機会がある。大いにチャレンジしてほしい」とエールを送った。

断髪式は6月25日に東京・国技館で行う予定。度重なるケガに苦しんだ現役時代の経験を生かし、4月からは東京に店舗を構えてパーソナルトレーナー活動を開始する。減量にも取り組み、来年の東京マラソン完走も目指すという。「(アスリートに)僕だから教えられることもあると思う。相撲とは違った形で元気な姿をお見せしたい」とセカンドキャリアでの活躍を誓った。